筋力低下を防ぐための運動療法

楽な訓練をすれば筋力低下を防ぐことはできますが筋力が増えるところまではいきません。しかし、リウマチ患者さんが病気の活動期に無理をしてしまい筋力増強のためのハードトレーニングをやってしまえば関節をいためてしまうこともあります。そのため焦らないで病気の寛解期までは軽い運動にとどめておきましょう。いたんだ関節にたいして“治る力”を引き出すということは、運動療法のなかでも重要な目標です。

 

そして、もっともむずかしい課題でもあります。いたんだ組織を修復するということ、それはすなわち“治る力”を引き出すためには、炎症で弱ってしまた軟骨細胞に元気を取り戻してもらわなければなりません。そのためには軟骨細胞に十分な酸素や栄養素を補給してあげなければなりません。関節軟骨は血管もリンパ管もない組織です。そして、その新陳代謝に必要な酸素や栄養素は関節を運動させることにより軟骨細胞に届けられる仕組みになっております。

 

つまり、関節・骨・筋肉といった運動器は運動しないと駄目になってしまう器官だということなのです。ただし、ここで大切なことは、いたんだ関節に“治る力”を引き出すための必要な関節運動はどのようなものかというと適切な負荷のかかった、痛みを伴わない自然な運動でなければなりません。無理のない程度の散歩などの運動を毎日続けるようにするとよいでしょう。プールを使った水中歩行訓練などもよい運動方法だといえます。

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