関節リウマチ新着情報

リウマチという言葉はよく耳にしますよね。実はギリシャ語で「流れる」という意味を持っています。それは痛みが流れ動くことから付けられた病名なのです。関節リウマチとは、おもに自己免疫が手足の関節を侵してしまい、関節痛や関節の変形が生じてしまう炎症性自己免疫疾患のことで血管や心臓、肺、皮膚、筋肉といった全身の臓器にも障害があらわれるということもあります。

 

初期のリウマチ症状は背中や肩、首筋が凝ってしまったり手がしびれるなどの症状のようです。中期のリウマチの症状は手首や足首、肘、膝、股関節に違和感を感じてしまい、痛みや熱、腫れ、浮腫みなどが生じてきます。また後期のリウマチの症状は関節の形が変わってしまい手も足も動かなくなって自分で思うような行動ができなくなってしまいます。

 

リウマチは強い関節の痛みが主な症状になります。そのことから常備薬としては再春館製薬の痛散湯などの漢方薬の痛み止めを服用したり、小林製薬のアンメルツヨコヨコなどを使ったりする人もいるようです。また、リウマチと診断された場合には、その症状によっては医師の診療結果によっては参天製薬のリマチルや日本ワイスレダリーのリウマトレックスなどの処方薬を服用するといった場合もあります。初期の段階から見極めると辛い症状に悩まされることはないと思います。おかしいなと感じたら早めに医師に相談することをおすすめします。

慢性関節リウマチの患者さんたちが、落語を聞きにいき大笑いしたら、痛みが和らいだり、癌の患者さんたちが吉本新喜劇や落語などをみて大笑いをしたら、免疫機能が改善してきたというような報告がありました。体の機能と「笑い」に対して見直しがされているようです。アメリカでは、早い時期から「笑い」による治療が注目されており、ユーモアセラピーという治療法があります。また「笑い療法研究学会」などもあるそうです。

 

膠原病の一種の強直性脊椎関節炎で苦しでいたジャーナリストのノーマン・カズンズ氏は体中が痛み、苦しんでもがいている時に希望や愛情、笑い、信頼といった積極的な情緒が体内で積極的な化学反応を引き起こすのではないかと考えたそうです。そして、ビタミンCを大量に投与して、積極的に「笑う」ことを試みたそうです。喜劇映画や面白い本などをみて10分間くらい大笑いをすると、その後の2時間くらいは痛みを感じないで済んだそうです。そして血沈値も下がっていたそうです。

 

カズンズ氏は、何年かこの「治療」を続けてみました。そして500人に1人しか全快しないといわれていた難病を克服したそうです。まさに「笑いは人の薬」ということですよね。笑いとは、心地のいい軽いものから笑い転げるようなものまでさまざまなものがあります。心地よい笑いは副交感神経が働いて心臓や呼吸はゆっくりとしています。そして消化器は活発に動いておあり、血圧や血糖は低下します。

 

それに対して笑い転げた場合には交感神経が働きますので心拍と呼吸は速まります。そして手のひらには汗がでてきて血圧や血糖は上昇することになります。つまり落語などを聞いて大笑いしたときなどは、体の内部が活性化することによって免疫力も増すということになるます。今のところは、笑った前後で血液中の免疫成分が変化するところまではつかめているようですが、どうしてそのようになるのかといったメカニズムは解明されていないようです。

リウマチの治療にはラテン音楽をつかって心と体をイキイキさせるという方法もあるようです。心地よい音楽というものは心身ともにリラックスさせてくれる効果がありますよね。この音楽が持っている精神安定の作用を活用している治療法が音楽療法なのです。

 

アメリカでは、音楽療法の研究が50年前からはじまりました。今では多くの病院などで音楽療法は治療の一環として導入されているそうです。実は、日本でも10年くらい前から「バイオミュージック学会」や「全日本音楽療法連盟」などの団体が設立されました。そして2000年には「日本音楽療法学会」が設立されて音楽療法が医療の中に本格的に取り込まれ始めたようです。

 

音楽療法というものは副作用がないというメリットがあります。そして「1/fの揺らぎ」という特性を持っている音楽を聞くとα波という脳波が発生しますので精神を安定させてくれて血行もよくなるといわれています。このようなα波を発生させてくれる音楽はバロック音楽に多いとされています。1999年10月には、いままでの「癒し」をメインにした音楽療法とはすこし違う観点からの試みがおこなわれました。それは聖マリアンナ医科大学難病治療研究センターの星恵子医師たちが中心となり発足した、「リウマチ性疾患音楽療法研究会」です。

 

このときに演奏された音楽は、国内外で活躍しているミュージシャンや音楽好きの医師たちによるラテン音楽とジャズです。これは音楽を通して楽しく体を動かそうという試みでこの音楽療法の参加者たちはみなさんが立ち上がってリズムに乗ってリウマチ体操も行われたそうです。さまざまな試みがされているのですね。

入浴したり温泉にはいることによって頭痛や腰痛などの痛みが軽減するということは科学的にも実証されています。それは入浴の温熱作用によって筋収縮による血流障害を改善してくれて痛みやこわばりを軽減するためだからです。また、水の浮力により膝や腰というような関節への負担がかるくなりますので痛みも和らいでいきます。

 

入浴する場合にお湯の温度は40度が基本です。ぬるめのお湯につかり10分から20分くらいゆっくりと入ると一番よいとおもいます。朝おきてからまず入浴をして、体が温まってから1日の活動を始めるという習慣をとっている方も多いそうです。

 

また温泉の場合は家庭のお風呂で得られるこういった効果に加えてお湯に含まれている化学成分や食塩、硫黄、炭酸によって体を温める効果もあります。温泉療法には、痛みに対する効果があっても副作用がないという嬉しい特徴もあります。温泉に行くと、一日に何回も入浴したくなりますよね。でも入浴時間が長すぎると疲労倦怠感がおきたり吐き気や頭痛などを感じることもありますのでほどほどにしたほうがよいでしょう。

 

もう一つ、入浴するときに気をつけなければならないことはお湯と外気との温度差です。特に冬場の場合は気温が低いため注意が必要です。入浴したときに急激な血圧変化があると脳出血や心筋梗塞を起こすこともあります。これを防ぐためには脱衣所を暖房したり浴槽のふたを開けておくようにしたりシャワーを使って浴室を暖めておくといった工夫をすることが必要になってきます。

慢性関節リウマチという病気は20歳から60歳のあいだに発症します。そして女性のほうが男性に比べてみると3倍から4倍ていど多いそうです。リウマチという疾患の概念についてはギリシャ語のロイマ(流れ)を語源としており、有毒な体液が全身を流れてしまい関節などにたまって痛みをかんじる病気ということです。

 

慢性関節リウマチの病因は不明のようですが、ウイルス感染説があったり、遺伝的な素因の関与などが考えられているようです。リウマチは関節の症状が主なものですが全身にも症状がともなうこともあります。関節症状は、手足の関節の腫れや痛みから始まります。そしてだんだんと対称性に多関節に広がっていき関節のなかに水がたまることもあります。

 

そして時間が経ってしまうと軟骨や骨破壊へと進行してしまい関節の変形がおこってきます。手指のスワンネック(白鳥の首)変形やボタン穴変形、そして足の外反母趾などの関節変改は特徴的な関節変形の所見となります。このような結果として関節の動きが悪くなりますので日常生活の動作がとても大変になってしまいます。朝にあるこわばりという全身のぎこちなさなども重要な症状の一つです。関節を動かすことによって数時間くらいで消失します。

 

関節外症状は皮下結節があります。これはリウマチ患者の約半数にみられており、ひじやひざの伸側などに見られる硬いしこりのことで大きさは数cmになることもあります。そのほかにも肺病変(間質性肺炎)や心臓病変(心膜炎)、リンパ節腫脹などの関節外症状が見られることがあります。

慢性関節リウマチを治療するためには薬物療法や手術療法、リハビリテーションなどがあります。薬物療法の場合は、炎症を抑えてくれて痛みを緩和して免疫異常を是正することが目的となっています。くすりの種類は、非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)や抗リウマチ薬、副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制剤などの薬があります。

 

手術療法は変形を矯正したり機能の再建を目的に行われており手術の種類には滑膜切除術や関節形成術、人工関節置換術などの手術方法があります。リハビリテーションは、疼痛を除去したり腫脹を軽減したり、筋力が低下することを防止したり増強したりあします。そして関節の変形の予防と矯正などを目的にして発症した早い時期からリハビリテーションは推奨されています。

 

免疫異常を是正しながら炎症を抑えてくれる抗リウマチ薬は非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)というものです。おもに抗炎症と鎮痛を目的としてつかわれます。リウマチの初期から投与される薬剤でリウマチの進行を阻止する働きや関節破壊を防止する作用などはありません。

 

プロピオン酸化合物は、消炎や鎮痛、解熱作用をバランスよく有して副作用も比較的少ないので使いやすい薬剤といえます。そのほかにもジクロフェナク(ボルタレン(2))、インドメタシン(インダシン)、サリチル酸(アスピリン)などの薬剤があります。これらの薬剤の副作用としては、胃腸障害や皮疹、肝障害、腎障害などがあります。

慢性関節リウマチの治療薬として抗リウマチ薬があります。この薬剤は、リウマチの免疫異常を是正することによってリウマチの炎症を抑える作用があります。以前、慢性関節リウマチの発病初期はNSAIDsを使用しており次に抗リウマチ薬と、順次使用していくことが標準的用法でした。最近では発病初期から抗リウマチ薬を積極的に使っているようです。

 

この薬剤の有効性は、患者によって違うようですが長期に使うことによってだんだんと効果が減弱ないし消失してしまいます。そのため薬を変更するか追加で併用を迫られることも少なくありません。現在市販されている抗リウマチ薬は七種類あります。金チオリンゴ酸ナトリウム(シオゾール)、オーラノフィン(リドーラ)、D‐ペニシラミン(メタルカプターゼ(3))、ブシラミン(リマチル(4))、ロベンザリット(カルフェニール)、アクタリット(オークル)、サラゾスルファピリジン(サラゾピリン(5))です。

 

薬にには副作用がありますが、強い副作用が見られた場合には、速やかに減量するか、あるいは使用を中止して他剤を使用するように検討したほうがよいでしょう。医師に相談することをおすすめします。治療薬の中で強力な抗炎症・免疫抑制作用をもっている副腎皮質ステロイド薬などもあります。この副腎皮質ステロイド薬は注意して使うと慢性関節リウマチにはとても有効といえます。

リウマチを治療するためにはリウマチ・エクササイズというものがあります。このエクササイズは握力強化運動を取り入れたエクササイズです。このときに注意したいことは、できるだけ効果をあげるためには関節をゆっくりと大きく動かすということです。しっかり立つことができる人はたって、立つことが不安定という人は座っておこなうようにしましょう。

 

また関節がはれていたり、発熱をしていたり、腹痛があるというような場合でなければ続けてエクササイズをおこなうようにしましょう。入浴をしたときにおこなうと傷みや動きも軽くなるのでエクササイズもやりやすくなりますよ。まずは、深呼吸をして背筋をのばして腕を後ろにそらしながら呼吸をしましょう。このような運動は胸の部分の訓練とともに姿勢が前かがみになりがちな背骨を矯正してくれますので背筋の訓練にもなりますよ。

 

肩甲帯の運動は気をつけの姿勢をしたまま両手を体の横につけて両肩を上げ下げしてみましょう。このときに首をすくめないように気をつけましょう。肩関節の回転運動は両肩をできるだけ大きくまわします。前から後ろからゆっくりと大きく回すようにしていきましょう。この運動は肩の関節の動く範囲を広げてくれます。そして五十肩の予防にもなりますよ。

「リウマチ」は「慢性関節リウマチ」のことですが「リウマチ熱」はまた別の病気のことです。リウマチ熱は発症初期の症状の場合、関節炎がおこってしまうため慢性関節リウマチとの判別が難しいようです。しかし、その後の経過や治療方法は全く異なります。リウマチ熱の場合は心臓弁膜の障害や他の心臓病が発生してしまい長い年数をかけて心臓弁膜症を進行させてゆきます。

 

リウマチ熱は、喉の炎症や猩紅熱など連鎖球菌による感染が原因で発生します。しかし、連鎖球菌を感染してからリウマチ熱になるのはほんのわずかのことです。 初発年齢は8歳から12歳が全体の約2/3を占めており3歳以下では連鎖球菌の感染があったとしてもリウマチ熱になることは少ないようです。また成人の初発例もとても少ないです。発症好発時期は連鎖球菌の感染が多い晩秋から早春とされています。

 

臨床症状・所見を紹介しますとリウマチ熱発症の約1週間から4週間ぐらい前に連鎖球菌感染症があります。しかし、リウマチ熱の45%はこのような連鎖球菌感染の症状が不明なので典型的なリウマチ熱では突発的な発熱と関節痛で始まります。小児の場合は腹痛で始まることがあり連鎖球菌感染からリウマチ熱が発症するまでの約2週間の無症状期があります。

リウマチ熱の臨床症状や所見などによるとまず、多発性、移動性関節炎があげられます。これは疼痛を伴うのですが無治療であっても3週間以内でほとんど治ってしまいあとに障害を残しません。治療を行えばだいたい1週間程度で関節炎は治ります。発熱を伴い急性に発症した慢性関節リウマチの場合は初期の1週間から2週間は全く鑑別不能なことがあります。けれどもリウマチ熱では2週間が過ぎれば、一般に軽快していきますが慢性関節リウマチの場合には関節炎が持続してしまいます。

 

手指などの小さい関節が障害されているような場合には、まず慢性関節リウマチを疑ってみたほうがよいでしょう。ほかにも心炎:心内膜炎、心筋炎、心膜炎があり、動悸や呼吸困難、易疲労性などの症状を示すことがあります。心筋炎を起こすとより強い心不全症状を呈することがありますし、器質的な心雑音や心膜摩擦音、心嚢液貯留などが認められることもあります。

 

リウマチ熱による病変ですが、リウマチ熱による心病変の場合は心内膜や心筋、心外膜に見られます。心内膜で一番侵されやすいのは弁膜という器官です。弁膜の障害は、僧帽弁>僧帽弁と大動脈弁>大動脈弁の順に多くみられ三尖弁や肺動脈弁はまれにみられるようです。僧帽弁の場合には心房側、大動脈の場合には心室側の弁膜の閉鎖縁で血流に強い衝撃を受ける面に灰褐色の直径1mmもしくは小豆大までのいぼが形成されてしまい互いに融合するという所見がみられます。

関節リウマチはからだの多くの関節に炎症が起こってしまい関節がはれてしまって痛む病気のことです。長期間にわたって進行をしてしまうと関節の変形や機能障害が起こることがあります。人口の0.4%から0.5%、30歳以上の人口の1%にあたる人たちがこの病気にかかっており患者さんは、男性よりも女性のほうが多く認められます。男性の約3倍といわれています。関節リウマチは どの年齢の人にも起こりますが、30歳代から50歳代で発病する人が多いようです。15歳以下で発病したような場合には若年性関節リウマチとよばれます。

 

関節リウマチの病因ですが不明といわれています。微生物の関与というようになんらかの原因によって関節腔の内面を覆っている滑膜細胞の増殖が起こります。 また、関節の血管が増加してしまい血管内から関節滑膜組織にリンパ球、マクロファージなどの白血球が遊走してしまいます。関節局所で免疫応答が起こってしまいリンパ球やマクロファージが産生するサイトカインの作用によって炎症反応がひきおこされてしまうため軟骨や骨の破壊が進行してしまいます。

 

関節リウマチの症状には、関節の症状と関節以外の症状があり。手指(指の付け根=中手指節関節、指先から二番目=近位指節関節)、足趾、手首の関節の痛みや腫れが数週間から数か月の間にだんだんと起こります。触れると熱感があることもあり、肘や膝の関節などにも痛みや腫れがみられます。

関節リウマチによる関節の痛みは初めのうちは一つあるいは少数の関節から始まりますが、長い期間をかけて左右の同じ部位の関節にほぼ同じような時期に起こることが多いのです。 関節の腫れは関節液が貯まってしまったり関節を包んでいる組織に炎症が起こるためです。圧してみると柔らかい感じがあり痛みを感じるということが特徴です。 関節を動かし始めるときにこわばっったりして動かしにくかったり使っているうちにだんだんと楽に動かせるようになります。

 

朝、起きたときに一番強く感じるため「朝のこわばり」というようによばれます。昼寝をしたあとや長い時間椅子に坐っていたあとなど関節を動かさないでおいた後にもこわばりがみられるようです。関節リウマチの場合、朝のこわばりは数時間続くことが多いようです。関節痛は、よくなったり悪くなったりをくり返しながら慢性の経過をたどっていきますが、なかには、数か月で完治してしまう人もいます。

 

症状は天候に左右されることが多くて暖く晴れた天気が続くときには症状が軽くて天気が崩れ出す前や雨の日、寒い日には痛みが強くなることが多いようです。また、エアコン冷房の風が直接関節部にあたったりすると関節痛が強くなってしまいます。関節リウマチの病気が進行してしまうと関節の骨や軟骨が破壊されてしまい関節の変形が起こってしまいます。そのあため関節を動かせる範囲が狭くなってしまいます。 手指が小指側に偏る尺側偏位や足の親指が外側に偏る外反母趾、膝や肘が十分に伸ばせなくなる屈曲拘縮というような症状がみられます。

慢性関節リウマチや痛風などに関係している血液検査は、関節や筋肉の痛みを生じたときに行われることが多いようですが、痛みを生じる原因は慢性関節リウマチや痛風だけではなくてさまざまな病気があります。しかし、多くの場合にはこれらの病気は血液検査だけではなくて関節が痛む部位や関連している症状などと一緒に総合的に診断がおこなわれます。とくに慢性関節リウマチは血液検査だけでは診断することができないため注意したほうがよいでしょう。

 

慢性間接リウマチは自己免疫疾患に分類されており自己免疫疾患とは一種のアレルギー反応のことをさしています。しかしこのアレルギー反応は花粉症やダニに対するアレルギー反応などとは異なっており体内で起こるアレルギー反応といえます。たとえば花粉症やダニなどの一般的なアレルギー反応が外敵に攻められて起こることに対して、自己免疫によるアレルギー反応というものは人間の体内で起こる内戦もしくはクーデターにたとえることができます。

 

自己免疫という言葉から連想できるとおり本来は災いを免れるために行われるのが自己免疫反応なのですが、自己防御の過程で起こる内戦の結果、体内のさまざまの部分で破壊が起こることになってしまいます。この体内の破壊が炎症反応といわれるものになるのです。炎症反応が関節で起こった場合には関節炎を発症します。また皮膚や血管で起こった場合には皮膚炎や血管炎などを引き起こします。また、腎臓など臓器そのもので炎症が起きた場合には臓器を破壊することになってしまいます。

 

自己免疫疾患といわれている病気のなかには慢性関節リウマチの他にも膠原病やバセドウ病、ある種の貧血、肝炎など多くの病気が含まれます。自己免疫疾患では内戦やクーデターの原因となった内乱分子を自己抗体というようにいいます。

日本リウマチ学会(http://www.ryumachi-jp.com/)は、有限責任中間法人です。問い合わせについては事務局までとなっており。アドレスはgakkaih@ryumachi-jp.comです。有限責任中間法人 日本リウマチ学会の住所は〒105-0001東京都港区虎ノ門1丁目1番24号第1オカモトヤビル9階です。TELは03-5251-5353でFAXは03-5251-5354となっています。

 

日本リウマチ学会は、49年間に亘って任意の学術団体としてリウマチ性疾患の研究や診療内容の向上を推進することを目的に活動しる学会です。平成14年4月1日に中間法人法が施行されたことを受けて平成15年4月に学会総会において、いままでの任意の学術団体から社会に貢献するための非営利団体である有限責任中間法人「日本リウマチ学会」を設立することになりました。

 

現在では学会員の利だければなくて社会的な利を踏まえた学会づくりを行っており国際化に対応できるような強靱な組織作りに邁進しています。有限責任中間法人「日本リウマチ学会」は、リウマチ学に関する情報発信基地として学会員のかたへののリアルタイムな情報の提供と啓発に励んでおり「日本リウマチ学会」や学会員がリウマチ性疾患の研究や開発によって世界をリードするための一翼を担っていくことを誓っています。  

 

日本リウマチ学会の事業内容は、まずは学術集会の開催・後援、機関誌の編集・発行、教育研修の実施、専門医・施設その他の認定、海外の関係諸学会との連携による活動、その他にも本会の目的を達成するために必要な事業などがあげられます。

リウマチ・膠原病の病気をもっているかたは、一般的には関節病変を中心に冬季の寒い時期に病状が悪化することが多いようです。しかし、夏場などの暑い時期にも色々な注意点があります。たとえばエアコンの冷えすぎに注意をしたほうがよいでしょう。エアコンによる冷えすぎから関節が痛くなるかたも多く見られるようです。特にリウマチ(関節リウマチ(RA))など関節の病気の場合は、いわゆる「冷え」が大敵となってしまいます。特に夜間に冷えすぎると起床する時に全身がこわばって動けなかったり、体全体がだるいというような症状がおこることがあります。

 

夏季の夜間のエアコンの使用は仕方のないかもしれませんが、リウマチなどの症状をもっているかたは、工夫をされているようです。まずは睡眠時にエアコンを使ってタイマーで夜間は切っておいたり、夜間連続使用でも除湿のみにしたり28℃くらいの設定にしておいてやや高めに温度設定をしておいたり、もし26-27℃くらいに設定をする場合は痛めている関節にタオルなどを巻いて眠るというような意見が出ているようです。

 

朝になるとエアコンの効きすぎでふとんをかぶって震えているということがないように注意したほうがよいでしょう。これは夏風邪の原因にもなってしまいますので注意したほうがよいでしょう。またリウマチの症状をもっているかたは大抵日中はどれだけ暑かったとしてもエアコンを使わずに扇風機のみで過ごしているという方も多いようです。それは痛みの苦しみを体験しているため、ちょっとした工夫で何とか痛みを和らげようと努力していることがわかります。暑さも慣れれば意外と平気みたいですね。特に関節痛で悩んでいるかたは少しでも参考にしていただければよいと思います。

リウマチ・膠原病の病気があるかたは紫外線にも注意をしたほうがよいでしょう。膠原病の中でも特に湿疹を伴う疾患の場合には、夏季の強い日差しで病気が悪化するケースがあるようです。全身性エリテマトーデス(SLE)の場合は要注意といえます。SLEの患者さんたちは、この時期になると直射日光をできるだけ避けるようにしているそうです。ただどこまで避ければ良いのかというと、まずは海水浴などで陽に焼けることは厳禁といえます。

 

この時期は、残念だとおもいますがSLEの患者さんはできるだけ屋外スポーツは避けないとなりません。ちょっとした買い物や外出をする時などにも必ず帽子や日傘の使ったほうがよいでしょう。車を運転される患者さんの場合は、運転をする時の腕などの日焼けにも注意したほうがよいでしょう。ほとんどの方は暑い日中は外出を控えるようしており、夕方などに買い物に出かけてているようです。またUVカットのクリームなどをほとんどの方が使っているそうです。

 

せっかく安定している病状を悪くさせないためには、このような工夫が必要となります。同じような注意が皮膚筋炎の患者さんについても言えるそうです。紫外線によって、もし病状が悪化した場合には、まずは顔を中心に紅斑のような湿疹が出現してしまいます。それと同時に38℃前後の熱をだすことが多いようです。万が一このような症状が出た場合にはすぐに主治医の先生に相談したほうがよいでしょう。このように病状が悪化しないためにも夏季などの紫外線が多い時期には十分に注意したほうがよいでしょう。

膠原病やリウマチを持病としている患者さんはステロイドホルモン剤や免疫抑制剤などのお薬を服用されている方が多いようです。そのため、体の抵抗力が落ちてしまい感染症に感染し易くなっているケースがあります。まずは夏風邪予防をおこないましょう。夏風邪を予防するためには、外出から戻ってきたら必ずうがいと手洗い行うようにしましょう。これだけでもかなり予防することができます。

 

それから水疱を伴い痛みのある湿疹が肋間神経などに沿いながら出現する帯状疱疹と呼ばれるヘルペスウイルス感染症が流行している傾向にあります。これは体が疲れている時や、膠原病患者さんなどでステロイドホルモン剤や免疫抑制剤を服用している時などにたまに出現する湿疹です。もしも、ちくっとした痛みのある湿疹(特に水疱)を見た場合にはすぐに主治医の先生に相談したほうがよいでしょう。

 

早めに適切に治療を行えば、それ程怖い病気ではありません。ただし痛みはしばらく残ることがあります。注意深く経過を観察することが必要となります。このようにリウマチ・膠原病患者さんでは夏季も注意してもらいたい点が多々あります。食中毒などの胃腸の病気も起こりやすい時期ですから、主治医の先生とよく相談しながら体調管理には十分注意してください。膠原病やリウマチを持病としている患者さんは日常生活をおくるうえで、色々な対策をほどこさなければなりません。なるべく快適な生活をおくるうえで病気のことを知っていくことはとても大切なことなのです。

関節リウマチは「主婦の病気」という言われ方もしています。「リウマチ」とは耳慣れない感じの語感なのですが、もともとはギリシャ語のロイマ(流れ)が語源です。有毒な体液が体内をめぐってしまい関節などにたまって、痛みを生じることを意味しています。関節リウマチを発症するのは男性にくらべてみると女性のほうが3〜4倍も多いそうです。20〜50歳代の子育てや家事に多忙な時期に発症することが多いそうです。そのため、「主婦の病気」という言い方をされることもあります。

 

近年では、めざましい勢いで医学が進歩していますが、関節リウマチの病因は不明なのです。ウイルス感染や遺伝的素因が関係しているのではないかという説もありますが、治療は、完全に治すことはできないとしても、それに近い状態にもっていくことや病気の進行を食い止めることを目標としています。悪性の関節リウマチの場合は厚生労働省からも難病指定がされています。

 

関節リウマチというと漠然と「痛みを伴う病気」というイメージがありますよね。確かに、関節の痛みはリウマチの症状のひとつです。しかし、実際にはリウマチ患者の症状はさまざまあるのです。発病初期には個人差が大きいとされています。また、関節リウマチ以外にも関節の痛みを伴う病気はたくさんあるので米国リウマチ学会によって関節リウマチの診断基準が設けられています。

本来は、自分を守るはずの免疫に攻撃されてしまう関節リウマチという病気ですが、いったいどのような病気なのでしょうか。関節リウマチの症状は、じつに色々とあります。初期の頃には倦怠感や食欲不振、体重減少、発熱というように風邪のような症状が出てしまいます。そしてそれから手指関節の炎症が現れるようになります。関節リウマチが進行してしまうと全身の関節痛や腫れ、こわばり、しびれにいたってしまいます。さまざまな合併症を併発することもあるのです。

 

関節リウマチの症状は徐々に悪化してしまいます。たとえばボタンをかけたり、調理器具を扱うなど日常生活の行為にも支障を来たすことがあります。このような場合には家族や周囲の理解、そして手助けがとても重要になってきます。関節リウマチの合併症にはどのようなものがあるのでしょうか。たとえば皮下結節(肘や後頭部などに大豆サイズのしこりが飛び出る)、心膜症
胸膜炎、肺線維症、上強膜症(白目が赤くなる)、末梢神経炎(手足のしびれ)、シェーグレン症候群(涙や唾液が出なくなる)、貧血などがあげられます。

 

関節リウマチの治療は基礎療法(安静と食事など)や薬物療法、リハビリテーション療法、手術療法と大きく4つに分類されています。これらをうまく組み合わせることによって痛みを抑えてあげてかつ病気の進行をくい止めることを目標に治療を行っていきます。新しい薬も積極的に研究されていて患者さんによっては日常生活の質も改善されるというように医学の進歩が期待されていることがわかります。

リウマチの名医やリウマチの権威を探すことは、なかなか一筋縄にはいかないとおもいます。そう簡単に見つかった場合には、そこに患者が殺到してしまうとおもいます。民間企業とは違って医療には法的な制約もあります。しかし名医や権威となれば診察代・治療費も高額になりがちだとおもいます。そこまでするほどの病状かどうかという判断をするためにも、かかりつけの医師がいればきちんと相談してみるといいでしょう。

 

これはリウマチに限った話ではないとおもいますが、名医や権威というわけではない医師であても、素人よりは知識や経験を積んでいるとおもいます。まずはかかりつけの医師に相談をして、自分の病状の進行具合を確認しておきましょう。そして必要に応じて大病院に行ってもよいとおもいますし、深刻な状況であればリウマチの名医や権威を探すというのが懸命だとおもいます。

 

まだ初期の段階で運良く発見することができたとして簡単に治療することが出来るのに、わざわざ高額な医療費を支払い高度医療や最先端治療を受けるというのも実に無駄な話なのです。健康は失ってみて初めてそのありがたみがわかるものですよね。病気とわかったことによって動揺する気持ちはあるとおもいますが、やはり冷静さを失ってしまうと得することはありません。まずは落ち着いて対応することが大切だとおもいます。

 

リウマチはけっして不治の病ではありません。名医や権威を探して延命をしたり、場合によっては克服することだって可能な場合もあります。絶望しても体に悪影響を及ぼすだけなのです。それよりも病状把握から第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。さまざまな情報を仕入れることができれば、無防備な患者さんよりも健康に暮らせる可能性は高まってきます。リウマチの名医は知識・経験に長けているため、標準的な医師では手の施しようのない病状であっても、進行を緩めることができたり手術によって一命を取り留めることができる場合があります。

リウマチの名医にすべての人がかならず出会えるというものではありません。たとえばリウマチを自分の病院では処置できないとしても、紹介をしてくれるシステムが確立している病院ばかりではないからです。大学病院などの大病院を紹介してもらえることもあるとおもいますが、治療設備が整っているだけなので紹介された病院にリウマチの名医まで揃っているとは限らないのです。どの病気についても万全の用意を備えている病院は存在しないといえます。

 

病院には、それぞれ得意分野、不得意分野があります。その知識がなくては、大して技術力のない医療機関に命を預けることになりかねないのです。もちは餅屋と言いますが、病気は病院という大雑把なくくりではこと足りないとおもいます。それは自分の病気にとってどこが最適化という考え方をする必要があるということなのです。そういった意味では、リウマチの名医ランキングというものがあれば、患者の立場としてはとても助かりますよね。しかし、そういった制度が確立されていないというのが現状なのです。

 

医療システムが需要に追いついていないため患者さんが個人の力で必要な情報を得るしかないのかもしれません。それは労力として決して小さなものではありませんが、大切な身体のために必要なことになるとおもいます。いざ病状が末期になって後悔しないために、今のうちに出来る限りの手を尽くしてリウマチの名医を探しておく必要があるとおもいます。ただ単に医師免許を持っているだけの医者と、知識と経験を積みんで長年腕を磨いてきたリウマチの名医とではレベルの差は明白だといえます。

関節リウマチとは、進行にともなって全身の関節が破壊されていく自己免疫疾患のことです。日本においては約70万人の患者がいるとされています。関節リウマチが進行してしまうと「痛み」や「関節変形」によって、日常生活に著しい制限を受けることもあります。関節リウマチの治療においては、消炎鎮痛剤や抗リウマチ薬(メトトレキサート)を使っていく方法が一般的なのですが、症状によっては充分な効果が得られないこともあります。

 

近年では、新たに登場したレミケード( 一般名:インフリキシマブ )という薬があります。従来の抗リウマチ薬では症状の改善を得ることができない患者さんに対しても、高い効果を期待することができて患者さんたちから「痛みから開放され今までにない深い眠りを体験することができた」という声や「投与した翌日より効果がでてきて杖がほとんど必要にならなくなった」というような声が寄せられています。

 

レミケードは、体の中で炎症を引き起こしてしまう体内物質のTNFα(ティ.エヌ.エフ.アルファ)に働きかけることによって関節リウマチに極めて高い治療効果を発揮できる薬です。すでに、欧米諸国を中心にして世界中で約80カ国、そして70万人の患者さんに投与されています。日本では、2002年5月からクローン病にたいしてまた2003年7月からは関節リウマチの患者さんへの投与が認められました。既に12000人の患者さんが使っている薬です。副作用に関しても、その発現傾向と対策も明らかとなっていきましたのでより安全に使用できるようになったそうです。

関節リウマチの新薬であるレミケードが適応となる患者さんは関節リウマチと診断を受けている全てのかたたちが使える訳ではありません。レミケードは、関節リウマチの診断を受けており、メトトレキサート(リウマトレックス)といったいままでの抗リウマチ薬では充分な治療効果が得られないような場合や、痛みが治まらない場合に使うのかどうかを検討することになります。

 

レミケードによる治療概要についてですが、レミケードは、点滴によて投与を行います。一回につき2時間以上かけて、点滴を行っていきます。投与スケジュールは、初回、そして2週間後、6週間後というように投与を行っていき、その後の8週間毎に継続して投与を受けることになります。レミケードの効果は、1回の点滴で、およそ8週から12週ぐらいは持続します。レミケードによる治療を開始した後も、メトトレキサートの服用を続けていきます。

 

レミケードの効果についてですが、レミケードを投与することによって次のような今までの薬剤にはなかった高い効果を期待することができます。まずは関節の骨破壊が進むのを遅くしてくれます。或いは停止してくれます。そして関節の腫れや痛みを、速やかに軽減してくれます。また日常の生活動作である歩行や身支度、その他の活動などの改善をおこない生活の質を向上してくれます。

関節リウマチの治療のおもな目的は、痛みなどの自覚症状を和らげることです。それと伴に関節破壊を抑止することも目的となります。従来の抗リウマチ薬の場合だと、関節破壊の進行そのものをくい止めるのはとても難しいことでした。しかし、レミケードの場合は、関節の炎症を進めてしまう物質(TNF)の働きを抑えたり、TNFを作る細胞そのものを壊すことによって関節の破壊を食い止める効果を期待することができるます。

 

関節リュウマチの新しい治療「レミケード」についての総合的な評価ですが、レミケードの点滴を始めてから6週間たった後(3回目の投与をする前)と14週間たった後(4回目を投与する前)に、主治医によって「効果あり」というように判定された人の割合を調べたみたところ、6週間たった後では95.0%で14週間たった後では92.7%の患者さんで効果がみられたそうです。

 

たとえばレミケードによる治療を始める前の痛みの強さを100とした場合に、治療をした後に痛みがどのくらい軽くなったかを調べたところ、レミケードを三回投与した後には痛みの強さは40まで減っています。これは49人中34人(69.4%)の患者さんで痛みに対する効果がみられたそうです。つぎに関節破壊の進行をおさえる効果についてですが、X線を撮影して関節に起きた変化を点数(スコア)化して調べたそうです。

 

これはスコアが高いほど関節破壊が進んでいるのですが、従来の治療ではスコアが高くなってしまいましたが、レミケードの点滴を受けた患者さんの場合ではスコアがほとんど変化しなくてもすんだそうです。関節破壊の進行がほぼ止まっていたそうです。そして効果があらわれるまでの速さなども特徴としてあげられるそうです。血液検査で「CRP」を測定して炎症の度合いを調べたところCRPは初回の点滴から2週間たった後には0、5近くまで下がっていました。レミケードの効果がすぐにあらわれていることがわかるとおもいます。

リウマチ新薬のレミケードを使った場合の安全性についてご紹介したいとおもいます。リウマチ新薬のレミケードを使った場合には関節リウマチによる炎症が治まります。その一方で、体の免疫力が低下してしまうそうです。そのため、レミケードの投与により通常よりも感染にかかりやすくなってしまいます。たとえば肺炎や敗血症、結核などの注意が必要となります。

 

特に注意が必要なのは結核という病気です。レミケードによる治療をもしも始めるような場合には、必ず結核の検査を受けることになります。また、現在、結核を発症している患者さんにたいしては原則としてレミケード投与は行わないそうです。そしてこれまでに結核に感染したことがある患者さんのなかで、レミケードの治療を実施されるような場合には、結核予防の治療を施こしながらレミケードを使うことになります。

 

レミケードはとても高価な薬です、しかし医療費の公的制度によってその負担額が軽減されることになっています。支払額は、年齢や体重、所得などによって異なります。通常の方(70歳未満、体重40〜60kg程度、3割負担)の場合だと高額療養費制度を申請すれば、レミケード治療を受けた最初の月から3回目までは、治療ごとに7万円の支払いとなります。しかし4回目の治療からは、4万円程度の負担となってしまいます。年間の治療費は、初年度では約37万円ほどかかります。2年目からは約30万円が目安となります。

関節リウマチの初期症状は、関節の腫れや痛みなどです。しかい関節リウマチの病気が進んでいけば関節が壊れてきます。場合によっては骨と骨が完全にくっついたり外れたりすることもあります。そのため身体的な障害となることもあります。関節リウマチのはっきりした原因は不明なのですが、もともとリウマチになりやすいといった遺伝的な背景もあるそうです。

 

そういった人が、何らかのウイルスや細菌に感染してしまい免疫に異常が起こってしまって関節リウマチの発症に至るのではないかと医療の場では考えられています。関節リウマチ患者さんの関節では、滑膜が異常に増殖してしまいパンヌスと呼ばれる塊ができてしまいます。パンヌスには、たくさんの細胞がある待っています。たとえばリンパ球T細胞やB細胞、マクロファージなどです。

 

そういったバンヌスが、炎症のもとになる物質を作り出してしまいます。その代表的なものが、TNFαと呼ばれるものを中心としてつくられる炎症性サイトカインなのです。そのため炎症性サイトカインを抑えることによって関節リウマチの治療にたいしてはとても効果を発揮することがわかっています。関節リウマチは実際に発症するととても大変なものですよね。

炎症性サイトカインを抑えるための薬が出るまで関節リウマチの薬は、大きく分けて三種類あったそうです。一つは非ステロイド性消炎鎮痛剤です。この非ステロイド消炎鎮痛剤は、痛みや炎症を止めるといった薬です。もう一つはステロイド薬です。ステロイド薬は主に、炎症と免疫異常に効く薬とされていますが長いあいだ使っていると副作用の問題が起こってきます。三つ目は抗リウマチ薬です。この抗リウマチ薬は免疫異常や炎症だけでなくて関節の破壊にも効果がみられるものもあります。

 

アメリカのリウマチ治療ガイドラインでは、とにかく早期に症状を発見し、早く治療するといった方針をとっています。そうすることによって腫れや痛みから解放されて、関節の破壊も予防することができるからです。そのため、関節リウマチの診断がついたら三カ月以内に抗リウマチ薬を使ってみて積極的に治療をおこなっていきます。もしも、効果が不充分な場合にはTNFαを抑えるといったな新しい抗リウマチ薬をもちいます。

 

この新しい抗リウマチ薬は生物学的製剤です。それでも、症状が改善されないようであれば手術も考えるという治療方針となります。つまり、生物学的製剤を含む抗リウマチ薬が治療の中心となっておりステロイド薬や非ステロイド性消炎鎮痛剤は補助的に使うといった位置づけになっています。日本の専門医の治療についても、ほぼアメリカと同じような考え方をもっています。

抗リウマチ薬の開発の歴史を見てみると、はじめの注射金剤は、元々は感染症の治療のために使われていた薬です。そのほかの抗リウマチ薬についても、元もとはマラリアの薬や白血病や悪性腫瘍などの薬で、はじめから関節リウマチをターゲットにして開発されたものはなかったのです。異なる病気の治療薬が、たまたま関節リウマチに効果を表したため使われるようになったということなのです。

 

最近では、新しい薬として生物学的製剤というものが開発されており、これは、TNFαを中心とした炎症性サイトカインを抑えることを目的として開発された薬で、はじめから関節リウマチの治療薬を作ろうとしてできた薬だという点をみてみれば、これまでの薬とは本質的に異なってきます。日本でも初めての生物学的製剤が認可されたそうです。

 

これは、抗TNFα抗体製剤といい炎症性サイトカインのTNFαにくっついて中和をするといた薬です。いわば、炎症の元であるTNFαを狙って撃退するということなのです。今までは、日本には九種類の抗リウマチ薬がありました。そのなかで関節破壊を抑える作用が臨床試験をおこなってきちんと証明されているのは三剤だけなのです。しかも、関節破壊の進行を遅らせることはできるのですが、完全にくい止めてしまうことはできなかったそうです。

 

しかし、抗TNFα抗体療法を二年間行い、X線で骨の状態を調べてみたところ、破壊が全く進行していないばかりか、少し症状がよくなっている方もいたそうです。このように、抗TNFα抗体製剤は骨破壊を強く抑える効果があり、とても頼もしい薬だということで、大いに期待されているそうです。ただ、抗TNFα抗体療法は、感染症を悪くしたり、またはかかりやすくするという副作用があるので、すでに感染症にかかっている人や結核にかかったことのある方の場合には治療をしてからでないと使用することはできないそうです。

リハビリテーションは、病気や事故で失ってしまった身体機能を取り戻して、社会復帰についても視野に入れて出来る限り元の状態に近い健康状態を回復するための医療のことを意味しています。痛みというものがリウマチ患者さんの第一の苦しみであることは間違いありません。しかし、それ以上に患者さんを苦しめており辛いことがあります。

 

それが肢体不自由なのです。病院に通っているリウマチ患者さんの中には、治療を続けていても、だんだんとからだが不自由になってくるのを実感している方も少なくはないと思います。このままでは、近い将来には車椅子や寝たきりの状態になってしまい身体障害者になるのではという不安をリウマチ患者さんの誰しもが抱えています。

 

痛みは薬で何とかなりますが、肢体不自由は薬では回復できないこともあります。適切な機能再建手術とリハビリテーションによって、日常生活にとって必要な機能を保つことができます。そして適切な治療法が行われた上で、歩く訓練をすることが一番大事なことです。このように、運動(歩く)訓練をすることによって、失われた運動機能を取り戻す点がリハビリテーションの狙いです。

リハビリテーションは薬物療法と並びリウマチ治療においては、車の両輪のようにけっして欠くことのできない重要な医療だといえます。運動療法の目的は、関節可動域と呼ばれる関節の動く範囲の保持や筋力の増強、そしていたんだ関節の修復の3つに要約されると思います。リウマチ体操についてですが、リウマチ患者さんの運動機能を回復するためには運動訓練と呼ばれる療法が必要です。

 

そして、もっとも身近な運動療法としてあげられるものは、こわばりをとって関節可動域を保持することを目的としたリウマチ体操があります。国立伊東温泉病院などで行っているリウマチ体操を参考にしてみると良いかも知れません。もちろん医師の指導を受けながら無理のない体操を行ったほうがよいでしょう。リウマチでは、おかされた関節の運動範囲が狭くなるといった傾向があります。

 

患者さんは痛む関節をなるべく動かさないようにしてしまうのでその傾向はますます強まってしまい気がついたときには関節の可動域は健康の人にたいして1/2 にも1/3 にも狭まっていたりすることがあります。日に数回は関節の動く範囲いっぱいにまで関節を曲げたり伸ばしたりするようにして可動域が狭くなっていくのを防がなければならないと思います。

リウマチの場合では、関節が曲がってしまい伸びなくなる傾向が強くなってしまいます。そのため、なるべく関節を伸ばすほうに力を入れながら訓練を行うように心がけたほうがよいえしょう。自宅でもできるストレッチングとしては手指た上肢、下肢、からだ全体のそれぞれの例があると思います。けれども、可動域訓練は大切なのですが運動だけでおかされてしまった関節の可動域が狭まっていくことを防ぐのは難しいと思います。

 

また、狭くなった可動域を広げるについても難しい場合があります。痛みや腫れなどを軽減するためには関節変形が始まる早めの段階で、関節内にステロイドを注射しながら関節の炎症を抑えることも1つの方法だといえます。可動域が狭まってくれば初めのころは関節内ステロイド注射などで元に戻すことができますが、狭まったままに放置された期間が長ければ長いほど、元に戻らなくなってしまいます。

 

リウマチの場合だと発病の早い時期でも炎症が強ければ著しい筋力低下がみられることがあります。そのまま動かさないでいれば発病してから10年を過ぎてしまうと筋力は平均して健康人の半分以下になることも懸念されています。筋力の低下の原因としては炎症の存在がありますが、病気が長引くにつれて痛みのため動かさなかったり力を入れられない場合などでも関節可動域の縮小のために筋の完全な収縮ができなくなったりして起こるからだの組織の萎縮についても筋力低下の大きな原因となってしまいます。

関節はわたしたちが考えている以上に大きな力がかかる器官です。たとえば「歩く」という動作を考えてみても、爪先で地面を蹴るときや踵が地面につくときには、片方の膝関節には体重の2倍から3倍の力がかかります。そして早足で歩いたり走ったりする場合には3倍から5倍の力がかかります。人間は年間200万歩程度は歩くといわれます。

 

しかし、このような大きな外力が短い間隔で衝撃的に繰り返しかかってきたとしても膝関節が壊れない背景には、関節軟骨のクッションとしての働きや関節面をなめらかにするための関節液の働きのほかにも、関節を動かすための多くの筋肉の円滑ですばやい筋運動が衝撃を分散したり吸収をおこなって関節を大きな外力から守っているためだと考えられます。

 

道を歩いていて何かにつまずいたときなどは瞬間的に脚を踏みかえて姿勢を立て直すといった動作など、反射的に行われる筋運動が関節に対する衝撃を弱めているということなのです。そのため筋力を強化することが関節を守ることにつながっていくということなのです。筋力は骨の強さにも深く関係しています。力をかけたりゆるめたりすることにより骨の構造と機能が正常に保たれています。

道を歩いていて例えば何かにつまずくことがありますよね。そのような時には瞬間的に脚を踏みかえて姿勢を立て直すことがあると思います。そういった動作などで反射的に行われる筋運動が関節に対する衝撃を弱めているということなります。筋力を強化することによって関節を守ることにつながっていきます。筋力は骨の強さにも深く関係しており力をかけたりゆるめたりすることによって骨の構造と機能が正常に保たれています。

 

筋力が低下するとともに骨も次第に弱くなってしまいます。絶対安静の状態の場合では、筋力は1日に5%の割合で低下してしまい、骨塩量(カルシウム量)も週当たり0.9 %の割合で失われるとされています。筋力を増やすもっとも有効な手段としては、スポーツ選手がハードトレーニングで筋力を強化して記録を伸ばしていくのと同じような理屈です。力いっぱい筋肉を収縮させてあげてこの動作を繰り返す訓練です。

 

たとえば、関節を動かさないで筋肉を収縮させる「等尺性筋収縮」を中心とした筋力増強訓練をおこない膝の下にまくらを入れてまくらを押しつぶすように力いっぱい膝を伸ばすといった運動がこれに当たります。楽な訓練をすれば筋力低下は防げますが筋力が増えるところまではいきません。けれどもリウマチ患者さんが病気の活動期に無理をして筋力増強のためのハードトレーニングをやってしまうと関節をいためてしまうこともありますので焦らないで病気の寛解期までは軽い運動にとどめておくことも大切です。

楽な訓練をすれば筋力低下を防ぐことはできますが筋力が増えるところまではいきません。しかし、リウマチ患者さんが病気の活動期に無理をしてしまい筋力増強のためのハードトレーニングをやってしまえば関節をいためてしまうこともあります。そのため焦らないで病気の寛解期までは軽い運動にとどめておきましょう。いたんだ関節にたいして“治る力”を引き出すということは、運動療法のなかでも重要な目標です。

 

そして、もっともむずかしい課題でもあります。いたんだ組織を修復するということ、それはすなわち“治る力”を引き出すためには、炎症で弱ってしまた軟骨細胞に元気を取り戻してもらわなければなりません。そのためには軟骨細胞に十分な酸素や栄養素を補給してあげなければなりません。関節軟骨は血管もリンパ管もない組織です。そして、その新陳代謝に必要な酸素や栄養素は関節を運動させることにより軟骨細胞に届けられる仕組みになっております。

 

つまり、関節・骨・筋肉といった運動器は運動しないと駄目になってしまう器官だということなのです。ただし、ここで大切なことは、いたんだ関節に“治る力”を引き出すための必要な関節運動はどのようなものかというと適切な負荷のかかった、痛みを伴わない自然な運動でなければなりません。無理のない程度の散歩などの運動を毎日続けるようにするとよいでしょう。プールを使った水中歩行訓練などもよい運動方法だといえます。

リウマチの物理療法は、温めてみたり冷やしてみたり、また電気やマッサージなどの物理的手段を利用した治療法です。そして昔から痛みやこわばりなどの患者さんの苦痛をやわらげるための治療手段として重視されてきました。炎症のため血流量が増えてしまい腫れてしまって熱がある部位は冷やします。そして動かなくなった関節の周囲組織のように、循環障害による痛みの目立つ部位は温めるようにしていきます。

 

しかし、現在における“運動機能の再建”を重視するリハビリテーションの考え方からしてみれば、物理療法は運動療法を効果的に行うための補助的なものとして考えたほうがよいと思われます。温めて痛みを軽くしていき、それと同時に無理のない程度の運動を続けるように努めてみるとよいでしょう。温湿布などの場合には、その作用は、せいぜい皮下数ミリにしか達しません。

 

そのため、からだの深い部分にある関節(股関節など)には影響を及ぼすことはできないとされています。組織の深い部分を温めるためには、超短波を用いたり超音波による治療法を用いることがあります。ただし関節に炎症があるような場合には、炎症を燃え上がらせる危険性が出てきてしまいます。温めてみて局所の不快感があればすぐに止めるようにしたほうがよいでしょう。

リウマチには温泉療法という手段もあります。温泉療法には、温泉に含まれる化学成分や温泉の温熱効果のほかにも、温泉地のもっている健康増進作用などを利用した治療法です。そして、非炎症性のリウマチ性疾患(骨関節症など)の場合には、とても有効なリハビリテーションの手段だとおもいます。ただ、他の温熱療法と同じようにリウマチ(慢性関節リウマチ)の活動性の強い時期には、温泉療法が刺激となってしまうことがあります。

 

そのため、リウマチの炎症を燃え上がらせるようにして働くことがあるため注意したほうがよいでしょう。それからQOLとリハビリテーションというものもあります。リウマチの運動療法とリハビリテーションリウマチ患者さんの抱えるさまざまな問題について、ただ単に身体面だけでなくて精神的な側面や社会的側面からも質的、また量的に正確に評価します。

 

それから患者さんのQOLと呼ばれる多面的にみた健康の質の推移について考えることによって医療を評価しようという試みが実施されています。これが健康レベルの評価法です。“階段を登るのは容易なことなのか、または困難なのか”というような身体的健康レベルや、“痛みが弱いのか、また強いか”といった感覚的な健康レベル、“気分は暗いのか、または明るいのか”といった情緒的な健康レベルというように多面的な視野からの質問に答えることによって、患者さんのQOLを示すための仕組みとなっています。

歩かなければ歩けなくなる、ということがありますので無理して歩く訓練をすることになるかもしれません。しかし、無理をして歩ければ膝が腫れてしまい水がたまることがあります。この時に無理に陸上での歩行訓練を続けていくと、体重がかかったまま膝を曲げ伸ばしするために、関節に治る力を生む前に、関節が壊れるほうにいってしまいます。

 

また、痛い関節をかばって歩いてしまうため、関節の曲げ伸ばしのない不自然な歩き方になってしまいます。それに対して、水中でおこなう歩行訓練では水の浮力に支えられますので、寝たきり患者さんでも立って歩くことができます。膝や足首、股関節などの障害で歩けない患者さんであっても、水中では痛みなしに歩くことができます。

 

痛みなしで、関節を曲げ伸ばしする自然の歩き方ができますので、はじめていたんだ関節に“治る力”が生まれてきます。関節の状態がわるくて歩行訓練が難しい患者さんにはプール療法はとても有効な手段だといえます。プールの水温は、運動量の少ないリウマチ患者さんの場合には35 ℃以上が理想的だといえます。

関節リウマチは、手や足をはじめとした全身にある関節で起こる炎症性関節炎のことです。関節に腫れと疼痛を伴ってしまい、しばしば関節の破壊を来してしまいます。 関節リウマチは世界の全人口では約1%にみられる病気です。そして、人種や出身国にかかわらず関節リウマチの病状を抱えています。

 

また女性のほうが男性の2〜3倍ちかく多く発症しています。その多くについては、25〜50歳くらいで発症しますが、どの年齢層でも発症する可能性があります。関節リウマチは小児でも発症することがあり、この場合には若年性関節リウマチと呼ばれています。その症状と経過の見通しは他の関節リウマチとは多少は異なります。

 

関節リウマチの正確な原因については不明なのですが、自己免疫疾患であると考えられています。免疫システムを構成している成分が関節包内層の軟部組織を攻撃してしまいます。それから次に血管や肺といった他の体の結合組織をも攻撃してしまいます。そして関節の軟骨組織、骨、靭帯(じんたい)を侵食してしまい、このことによって関節の変形や不安定化、瘢痕化が生じてしまいます。

関節リウマチは、ゆるやかな経過をたどっていきます。急激に発症したとしても、そのまま症状が長いあいだ軽快するものもあります。また、ゆっくりもしくは急激に着実に進行性として悪化していく症状のものもあります。関節リウマチでは、突然として多くの関節が同時に炎症をひき起こしてしまいます。

 

多くの場合には、漠然と始まります。そして、徐々に異なる関節を侵していきます。普通では関節炎は対称性となっています。そのため、左右の同じような部位の関節に起こるといわれています。最初に手の指や足の指、手、足、手首、ひじ、足首などの小さな関節に炎症が起こるという点が典型的です。

 

炎症を起こした関節については、痛みとこわばり感を伴っており、特に朝起きたときには、こわばりは一般的にみても少なくとも30分以上続いてしまいます。その関節をしばらく動かさないでおいた後にもみられるといわれています。疲れやすさや脱力感は午後の早い時間に感じる人もいるそうです。また、微熱がみられることもあります。

関節リウマチでは、炎症を起こした関節は肥大してしまいます。軟部組織が腫れてしまうためです。このことによって関節は急速に変形してしまいます。このため関節は1つの位置に固まってしまいます。そして十分に曲げたり伸ばしたりすることができなくなってしまいます。手の指が正常な位置よりも小指側に傾いたり、指の腱(けん)はその位置から滑り出してしまいます。

 

腫れ上がった手首に神経が圧迫されてしまうと、手根管症候群によるしびれやチクチク感が生じることがあります。炎症を起こてしまった膝の裏に嚢胞ができてしまい、これが破れると膝から下に疼痛や腫れが生じてしまいます。関節リウマチの30%は、皮下に硬い隆起(リウマトイド結節)が認められるそうです。

 

これは普通外部からの圧迫が加わりやすい部位にできてしまいます。例えば前腕の裏側の肘関節付近などです。また、関節リウマチはまれに血管の炎症の原因になってしまうことがあります。これによって組織への血液供給が減少してしまい、神経の損傷や脚のびらん(潰瘍)を引き起こしてしまいます。肺を覆っている膜の炎症(胸膜炎)や心臓を取り囲んでいる膜の炎症(心膜炎)、または肺の炎症や瘢痕によって胸痛や呼吸困難がおこることがあります。一部の人ではリンパ節の腫れや眼や口の渇きを伴うシェーグレン症候群や炎症による眼の発赤や痛みなども呈してしまいます。

関節リウマチの診断についてですが、この病気にはとても特異的な症状がみられることに加えて、診断のためには、臨床検査や針によって採取した関節液の検査、そしてリウマトイド結節の生検も行います。X線検査においても関節の特徴的な所見を得ることができます。関節リウマチでは10人中9人の割合で赤血球沈降速度の上昇がみられるそうです。

 

このことは体内で活動性の炎症が起きていることがわかります。この検査だけでは炎症の原因の同定をおこなうことはできません。しかし、症状が軽いときに赤血球沈降速度をモニタリングすることによって、この病気がまだ活動性であるかどうかを調べることがあるそうです。関節リウマチの人の多くの血液中にはリウマトイド因子などの特有の自己抗体ができていることがあります。

 

患者の70%でリウマトイド因子が陽性となるそうです。ただリウマトイド因子は健康な人でも陽性となることがあります。肝炎や感染症など他の病気でも出現することがあります。血液中のリウマトイド因子が高値だと普通は関節リウマチも重症となりその予後は不良となってしまいます。リウマトイド因子の値は関節の炎症が改善するにしたがって低下していきます。

間接リウマチの経過の見通しと治療についてご紹介したいと思います。間接リウマチは、まれに発症しても自然と症状が出なくなることがあります。そして関節リウマチでは4人中3人の割合のかたが治療によって症状が改善されています。しかし、10人中少なくとも1人は重い機能障害を患ってしまうこともあるそうです。間接リウマチの治療法は単純な保存療法から薬物療法、また手術まで実にさまざまです。

 

治療の原則としては、患者の体調を整えるためのものです。休息をとったり十分な栄養などが当てはまります。遅効性薬剤は、出現している症状の改善というよりも病気そのものの改善のために使われています。初めのうちは積極的な治療は最低限にとどめるようにして数カ月は一般に病気の進行を遅らせるといった薬を追加していくようです。関節の炎症が激しいような場合は、動かし続けると関節の炎症が悪化してしまうために休ませるようにします。

 

多くの場合には一定の休息期間をおけば関節の痛みは軽減することがわかっています。活動性が高くて痛みを伴う病期の激しい炎症であっても少しの間ベッドで安静にしていることによって痛みが軽減することがあります。1つもしくは複数の関節を固定して動かさないようにして安静を保つために固定具(スプリント)を使うこともあります。ただ関節周りの筋力の低下や関節が固まってしまうことを防ぐためには関節をある程度は動かすことも必要となります。

間接リウマチの治療において栄養バランスのとれた食事を適度な量とるようにします。この時に規則正しく摂取するようにします。魚類や植物油を多く含んでおりますし、赤身の肉が少ない食事には、炎症に対して有益な効果が少しあるとされているのです。まれに、ある食物を食べた後に急激に関節が痛んでしまうことがあります。そのようなときはその食物を食べないようにしましょう。

 

関節リウマチの治療には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や遅効性抗リウマチ薬、コルチコステロイド薬、メトトレキサートのほかにも、腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬などの免疫抑制薬も使われています。次世代治療薬としては生物学的製剤のインターロイキン-1受容体阻害薬などもあるそうです。効果が強い薬については一般に副作用も重いので治療中は注意深い観察が必要になるでしょう。

 

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)はアスピリンやイブプロフェン、ナプロキセン、ジクロフェナクなどです。主な副作用としては胃のむかつきや胃潰瘍、血圧上昇、腎臓への有害作用などです。次にCOX-2阻害薬はセレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブになりますが、他の非ステロイド性抗炎症薬と比べてみると腎臓への有害作用や血圧上昇のリスクは高いのですが、胃潰瘍を発症するリスクは低いとされています。

関節リウマチの治療には遅効性抗リウマチ薬が用いられる場合もあります。治療に使用される薬の副作用についてご紹介します。まずは金製剤です。これは腎臓への有害作用や発疹、皮膚のかゆみ、血球数の減少などです。次にペニシラミンです。この薬は骨髄における造血の抑制や腎臓の障害、筋疾患、発疹、味覚の異常などがあります。

 

それからヒドロキシクロロキンです。通常は軽度の副作用のみとなります。発疹、筋肉痛、眼の障害などです。スルファサラジンは胃のむかつきや肝臓の障害、血球の異常、発疹などがあげられます。すべての遅効性薬剤は関節の破壊が進むのを遅らせることができますので、関節の痛みと腫れを徐々に軽減することができます。

 

コルチコステロイド薬としてプレドニゾロンがあります。こちらの薬の副作用は長期間使用すると全身にさまざまな副作用が出現することがあります。炎症を急速に抑えることができるものなのですが、長期的には副作用が出現することがあります。免疫抑制薬はメトトレキサート、レフルノミド、アザチオプリン、シクロホスファミド、シクロスポリンなどがあげられます。

リウマチの非ステロイド性抗炎症薬についてご紹介します。非ステロイド性抗炎症薬は、関節リウマチの関節の症状を治療するために幅広く使われている薬えす。この薬は関節の腫れを抑えてくれて、痛みを軽減してくれます。しかし、すべての非ステロイド性抗炎症薬(アスピリンを含む)は胃の不調を起こしてしまいますので胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの活動性の消化性潰瘍のある人の場合は服用できません。

 

胃の不調の症状を軽減するために、非ステロイド性抗炎症薬を服用する場合は、食べ物を食べるようにしたり、制酸薬やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)というような他の薬剤(ラニチジン、ファモチジン、シメチジン)と一緒に服用をおこないます。ミソプロストールやプロトンポンプ阻害薬などは、非ステロイド性抗炎症薬と併用投与する場合もあります。

 

しかし、これによって関節リウマチのための非ステロイド性抗炎症薬の長期間の服用に伴う胃潰瘍の発症リスクを抑えることも可能です。ミソプロストールの副作用は下痢です。そしてアスピリンやそのほかの非ステロイド性抗炎症薬を服用する場合に起こってしまう吐き気や腹痛などの副作用は予防することができません。

アスピリンは関節リウマチの主な治療薬として長いあいだ使われてきました。アスピリンの使用量が多いと現れる副作用としては耳鳴りがあります。現在ではアスピリンに代わりイブプロフェンやナプロキセン、ジクロフェナクというよな非ステロイド性抗炎症薬がよく処方されています。これらの薬はさらに少ない使用量で効果が得られます。

 

イブプロフェンやナプロキセン、ジクロフェナクなどの薬にも副作用はありますが、高用量のアスピリンほどではありません。新しいタイプの非ステロイド性抗炎症薬の1つであるシクロオキシゲナーゼ(COX-2)阻害薬(コキシブ)があります。これは、そのほかの非ステロイド性抗炎症薬と作用は似ています。

 

しかし、胃の障害を発症するリスクがかなり低い薬剤で、このような薬剤は血小板の機能を阻害しないので出血のリスクがある人にたいしても従来の非ステロイド性抗炎症薬よりもさらに安全に使用することができます。その1例がセレコキシブですがコキシブの1種であるロフェコキシブは、長期使用したあとに心臓発作や脳卒中などのリスクを増加することが明らかになったのです。

リウマチについてご紹介します。ほとんどの人が、「リウマチ」という言葉を耳にしたことがあると思います。しかし、「お年寄りがかかる神経痛のことかな」というように考える人も多いようで、リウマチという病気は、正しく理解されていないというのが現状です。たしかに、これまで、全身の関節や関節周りの骨、筋肉などが痛み、それらの機能に障害が起こる病気の全ては原因が明らかになっておりませんでした。そのため漠然と、「リウマチ」と呼ばれてきたということがあります。

 

「リウマチ」は、正しくは、「リウマチ性疾患」という病気で、リウマチ性疾患には、「関節リウマチ」をはじめとして「全身性エリテマトーデス」、「変形性関節症」、「痛風」などのたくさんの病気が含まれています。これらの「リウマチ性疾患」には、関節や関節周囲の痛みがあるといった共通の症状はありますが、その病気によって、痛みを起こす原因は色々とあることがわかってきています。

 

現在、明らかになっている原因としては、「免疫の異常」や「細菌やウィルス感染」、「代謝の異常」、「外傷や加齢」、「ストレスなどの心因性」などが挙げられます。「関節リウマチ」に関しては、患者さんの血液検査の結果よって、血液中からリウマトイド因子という異常なたんぱく質が発見されて、免疫の異常が原因であると考えられるようになってきました。ちなみに、「リウマチ」の語源は、ギリシア語の「リューマ(流れ)」で、「関節の痛みは、脳から悪い液が流れ出し、関節にたまって起こる」というように定義づけられていたことからきているようです。

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