リウマチの非ステロイド性抗炎症薬についてご紹介します。非ステロイド性抗炎症薬は、関節リウマチの関節の症状を治療するために幅広く使われている薬えす。この薬は関節の腫れを抑えてくれて、痛みを軽減してくれます。しかし、すべての非ステロイド性抗炎症薬(アスピリンを含む)は胃の不調を起こしてしまいますので胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの活動性の消化性潰瘍のある人の場合は服用できません。
胃の不調の症状を軽減するために、非ステロイド性抗炎症薬を服用する場合は、食べ物を食べるようにしたり、制酸薬やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)というような他の薬剤(ラニチジン、ファモチジン、シメチジン)と一緒に服用をおこないます。ミソプロストールやプロトンポンプ阻害薬などは、非ステロイド性抗炎症薬と併用投与する場合もあります。
しかし、これによって関節リウマチのための非ステロイド性抗炎症薬の長期間の服用に伴う胃潰瘍の発症リスクを抑えることも可能です。ミソプロストールの副作用は下痢です。そしてアスピリンやそのほかの非ステロイド性抗炎症薬を服用する場合に起こってしまう吐き気や腹痛などの副作用は予防することができません。
リウマチについてご紹介します。ほとんどの人が、「リウマチ」という言葉を耳にしたことがあると思います。しかし、「お年寄りがかかる神経痛のことかな」というように考える人も多いようで、リウマチという病気は、正しく理解されていないというのが現状です。たしかに、これまで、全身の関節や関節周りの骨、筋肉などが痛み、それらの機能に障害が起こる病気の全ては原因が明らかになっておりませんでした。そのため漠然と、「リウマチ」と呼ばれてきたということがあります。
「リウマチ」は、正しくは、「リウマチ性疾患」という病気で、リウマチ性疾患には、「関節リウマチ」をはじめとして「全身性エリテマトーデス」、「変形性関節症」、「痛風」などのたくさんの病気が含まれています。これらの「リウマチ性疾患」には、関節や関節周囲の痛みがあるといった共通の症状はありますが、その病気によって、痛みを起こす原因は色々とあることがわかってきています。
現在、明らかになっている原因としては、「免疫の異常」や「細菌やウィルス感染」、「代謝の異常」、「外傷や加齢」、「ストレスなどの心因性」などが挙げられます。「関節リウマチ」に関しては、患者さんの血液検査の結果よって、血液中からリウマトイド因子という異常なたんぱく質が発見されて、免疫の異常が原因であると考えられるようになってきました。ちなみに、「リウマチ」の語源は、ギリシア語の「リューマ(流れ)」で、「関節の痛みは、脳から悪い液が流れ出し、関節にたまって起こる」というように定義づけられていたことからきているようです。