関節リウマチの治療には遅効性抗リウマチ薬が用いられる場合もあります。治療に使用される薬の副作用についてご紹介します。まずは金製剤です。これは腎臓への有害作用や発疹、皮膚のかゆみ、血球数の減少などです。次にペニシラミンです。この薬は骨髄における造血の抑制や腎臓の障害、筋疾患、発疹、味覚の異常などがあります。
それからヒドロキシクロロキンです。通常は軽度の副作用のみとなります。発疹、筋肉痛、眼の障害などです。スルファサラジンは胃のむかつきや肝臓の障害、血球の異常、発疹などがあげられます。すべての遅効性薬剤は関節の破壊が進むのを遅らせることができますので、関節の痛みと腫れを徐々に軽減することができます。
コルチコステロイド薬としてプレドニゾロンがあります。こちらの薬の副作用は長期間使用すると全身にさまざまな副作用が出現することがあります。炎症を急速に抑えることができるものなのですが、長期的には副作用が出現することがあります。免疫抑制薬はメトトレキサート、レフルノミド、アザチオプリン、シクロホスファミド、シクロスポリンなどがあげられます。
リウマチについてご紹介します。ほとんどの人が、「リウマチ」という言葉を耳にしたことがあると思います。しかし、「お年寄りがかかる神経痛のことかな」というように考える人も多いようで、リウマチという病気は、正しく理解されていないというのが現状です。たしかに、これまで、全身の関節や関節周りの骨、筋肉などが痛み、それらの機能に障害が起こる病気の全ては原因が明らかになっておりませんでした。そのため漠然と、「リウマチ」と呼ばれてきたということがあります。
「リウマチ」は、正しくは、「リウマチ性疾患」という病気で、リウマチ性疾患には、「関節リウマチ」をはじめとして「全身性エリテマトーデス」、「変形性関節症」、「痛風」などのたくさんの病気が含まれています。これらの「リウマチ性疾患」には、関節や関節周囲の痛みがあるといった共通の症状はありますが、その病気によって、痛みを起こす原因は色々とあることがわかってきています。
現在、明らかになっている原因としては、「免疫の異常」や「細菌やウィルス感染」、「代謝の異常」、「外傷や加齢」、「ストレスなどの心因性」などが挙げられます。「関節リウマチ」に関しては、患者さんの血液検査の結果よって、血液中からリウマトイド因子という異常なたんぱく質が発見されて、免疫の異常が原因であると考えられるようになってきました。ちなみに、「リウマチ」の語源は、ギリシア語の「リューマ(流れ)」で、「関節の痛みは、脳から悪い液が流れ出し、関節にたまって起こる」というように定義づけられていたことからきているようです。