間接リウマチの経過の見通しと治療についてご紹介したいと思います。間接リウマチは、まれに発症しても自然と症状が出なくなることがあります。そして関節リウマチでは4人中3人の割合のかたが治療によって症状が改善されています。しかし、10人中少なくとも1人は重い機能障害を患ってしまうこともあるそうです。間接リウマチの治療法は単純な保存療法から薬物療法、また手術まで実にさまざまです。
治療の原則としては、患者の体調を整えるためのものです。休息をとったり十分な栄養などが当てはまります。遅効性薬剤は、出現している症状の改善というよりも病気そのものの改善のために使われています。初めのうちは積極的な治療は最低限にとどめるようにして数カ月は一般に病気の進行を遅らせるといった薬を追加していくようです。関節の炎症が激しいような場合は、動かし続けると関節の炎症が悪化してしまうために休ませるようにします。
多くの場合には一定の休息期間をおけば関節の痛みは軽減することがわかっています。活動性が高くて痛みを伴う病期の激しい炎症であっても少しの間ベッドで安静にしていることによって痛みが軽減することがあります。1つもしくは複数の関節を固定して動かさないようにして安静を保つために固定具(スプリント)を使うこともあります。ただ関節周りの筋力の低下や関節が固まってしまうことを防ぐためには関節をある程度は動かすことも必要となります。
リウマチについてご紹介します。ほとんどの人が、「リウマチ」という言葉を耳にしたことがあると思います。しかし、「お年寄りがかかる神経痛のことかな」というように考える人も多いようで、リウマチという病気は、正しく理解されていないというのが現状です。たしかに、これまで、全身の関節や関節周りの骨、筋肉などが痛み、それらの機能に障害が起こる病気の全ては原因が明らかになっておりませんでした。そのため漠然と、「リウマチ」と呼ばれてきたということがあります。
「リウマチ」は、正しくは、「リウマチ性疾患」という病気で、リウマチ性疾患には、「関節リウマチ」をはじめとして「全身性エリテマトーデス」、「変形性関節症」、「痛風」などのたくさんの病気が含まれています。これらの「リウマチ性疾患」には、関節や関節周囲の痛みがあるといった共通の症状はありますが、その病気によって、痛みを起こす原因は色々とあることがわかってきています。
現在、明らかになっている原因としては、「免疫の異常」や「細菌やウィルス感染」、「代謝の異常」、「外傷や加齢」、「ストレスなどの心因性」などが挙げられます。「関節リウマチ」に関しては、患者さんの血液検査の結果よって、血液中からリウマトイド因子という異常なたんぱく質が発見されて、免疫の異常が原因であると考えられるようになってきました。ちなみに、「リウマチ」の語源は、ギリシア語の「リューマ(流れ)」で、「関節の痛みは、脳から悪い液が流れ出し、関節にたまって起こる」というように定義づけられていたことからきているようです。