リウマチの物理療法

リウマチの物理療法は、温めてみたり冷やしてみたり、また電気やマッサージなどの物理的手段を利用した治療法です。そして昔から痛みやこわばりなどの患者さんの苦痛をやわらげるための治療手段として重視されてきました。炎症のため血流量が増えてしまい腫れてしまって熱がある部位は冷やします。そして動かなくなった関節の周囲組織のように、循環障害による痛みの目立つ部位は温めるようにしていきます。

しかし、現在における“運動機能の再建”を重視するリハビリテーションの考え方からしてみれば、物理療法は運動療法を効果的に行うための補助的なものとして考えたほうがよいと思われます。温めて痛みを軽くしていき、それと同時に無理のない程度の運動を続けるように努めてみるとよいでしょう。温湿布などの場合には、その作用は、せいぜい皮下数ミリにしか達しません。

そのため、からだの深い部分にある関節(股関節など)には影響を及ぼすことはできないとされています。組織の深い部分を温めるためには、超短波を用いたり超音波による治療法を用いることがあります。ただし関節に炎症があるような場合には、炎症を燃え上がらせる危険性が出てきてしまいます。温めてみて局所の不快感があればすぐに止めるようにしたほうがよいでしょう。

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アスピリンは関節リウマチの主な治療薬として長いあいだ使われてきました。アスピリンの使用量が多いと現れる副作用としては耳鳴りがあります。現在ではアスピリンに代わりイブプロフェンやナプロキセン、ジクロフェナクというよな非ステロイド性抗炎症薬がよく処方されています。これらの薬はさらに少ない使用量で効果が得られます。

イブプロフェンやナプロキセン、ジクロフェナクなどの薬にも副作用はありますが、高用量のアスピリンほどではありません。新しいタイプの非ステロイド性抗炎症薬の1つであるシクロオキシゲナーゼ(COX-2)阻害薬(コキシブ)があります。これは、そのほかの非ステロイド性抗炎症薬と作用は似ています。

しかし、胃の障害を発症するリスクがかなり低い薬剤で、このような薬剤は血小板の機能を阻害しないので出血のリスクがある人にたいしても従来の非ステロイド性抗炎症薬よりもさらに安全に使用することができます。その1例がセレコキシブですがコキシブの1種であるロフェコキシブは、長期使用したあとに心臓発作や脳卒中などのリスクを増加することが明らかになったのです。