リウマチ・膠原病の病気があるかたは紫外線にも注意をしたほうがよいでしょう。膠原病の中でも特に湿疹を伴う疾患の場合には、夏季の強い日差しで病気が悪化するケースがあるようです。全身性エリテマトーデス(SLE)の場合は要注意といえます。SLEの患者さんたちは、この時期になると直射日光をできるだけ避けるようにしているそうです。ただどこまで避ければ良いのかというと、まずは海水浴などで陽に焼けることは厳禁といえます。
この時期は、残念だとおもいますがSLEの患者さんはできるだけ屋外スポーツは避けないとなりません。ちょっとした買い物や外出をする時などにも必ず帽子や日傘の使ったほうがよいでしょう。車を運転される患者さんの場合は、運転をする時の腕などの日焼けにも注意したほうがよいでしょう。ほとんどの方は暑い日中は外出を控えるようしており、夕方などに買い物に出かけてているようです。またUVカットのクリームなどをほとんどの方が使っているそうです。
せっかく安定している病状を悪くさせないためには、このような工夫が必要となります。同じような注意が皮膚筋炎の患者さんについても言えるそうです。紫外線によって、もし病状が悪化した場合には、まずは顔を中心に紅斑のような湿疹が出現してしまいます。それと同時に38℃前後の熱をだすことが多いようです。万が一このような症状が出た場合にはすぐに主治医の先生に相談したほうがよいでしょう。このように病状が悪化しないためにも夏季などの紫外線が多い時期には十分に注意したほうがよいでしょう。
リウマチについてご紹介します。ほとんどの人が、「リウマチ」という言葉を耳にしたことがあると思います。しかし、「お年寄りがかかる神経痛のことかな」というように考える人も多いようで、リウマチという病気は、正しく理解されていないというのが現状です。たしかに、これまで、全身の関節や関節周りの骨、筋肉などが痛み、それらの機能に障害が起こる病気の全ては原因が明らかになっておりませんでした。そのため漠然と、「リウマチ」と呼ばれてきたということがあります。
「リウマチ」は、正しくは、「リウマチ性疾患」という病気で、リウマチ性疾患には、「関節リウマチ」をはじめとして「全身性エリテマトーデス」、「変形性関節症」、「痛風」などのたくさんの病気が含まれています。これらの「リウマチ性疾患」には、関節や関節周囲の痛みがあるといった共通の症状はありますが、その病気によって、痛みを起こす原因は色々とあることがわかってきています。
現在、明らかになっている原因としては、「免疫の異常」や「細菌やウィルス感染」、「代謝の異常」、「外傷や加齢」、「ストレスなどの心因性」などが挙げられます。「関節リウマチ」に関しては、患者さんの血液検査の結果よって、血液中からリウマトイド因子という異常なたんぱく質が発見されて、免疫の異常が原因であると考えられるようになってきました。ちなみに、「リウマチ」の語源は、ギリシア語の「リューマ(流れ)」で、「関節の痛みは、脳から悪い液が流れ出し、関節にたまって起こる」というように定義づけられていたことからきているようです。