入浴したり温泉にはいることによって頭痛や腰痛などの痛みが軽減するということは科学的にも実証されています。それは入浴の温熱作用によって筋収縮による血流障害を改善してくれて痛みやこわばりを軽減するためだからです。また、水の浮力により膝や腰というような関節への負担がかるくなりますので痛みも和らいでいきます。
入浴する場合にお湯の温度は40度が基本です。ぬるめのお湯につかり10分から20分くらいゆっくりと入ると一番よいとおもいます。朝おきてからまず入浴をして、体が温まってから1日の活動を始めるという習慣をとっている方も多いそうです。
また温泉の場合は家庭のお風呂で得られるこういった効果に加えてお湯に含まれている化学成分や食塩、硫黄、炭酸によって体を温める効果もあります。温泉療法には、痛みに対する効果があっても副作用がないという嬉しい特徴もあります。温泉に行くと、一日に何回も入浴したくなりますよね。でも入浴時間が長すぎると疲労倦怠感がおきたり吐き気や頭痛などを感じることもありますのでほどほどにしたほうがよいでしょう。
もう一つ、入浴するときに気をつけなければならないことはお湯と外気との温度差です。特に冬場の場合は気温が低いため注意が必要です。入浴したときに急激な血圧変化があると脳出血や心筋梗塞を起こすこともあります。これを防ぐためには脱衣所を暖房したり浴槽のふたを開けておくようにしたりシャワーを使って浴室を暖めておくといった工夫をすることが必要になってきます。
慢性関節リウマチの治療薬として抗リウマチ薬があります。この薬剤は、リウマチの免疫異常を是正することによってリウマチの炎症を抑える作用があります。以前、慢性関節リウマチの発病初期はNSAIDsを使用しており次に抗リウマチ薬と、順次使用していくことが標準的用法でした。最近では発病初期から抗リウマチ薬を積極的に使っているようです。
この薬剤の有効性は、患者によって違うようですが長期に使うことによってだんだんと効果が減弱ないし消失してしまいます。そのため薬を変更するか追加で併用を迫られることも少なくありません。現在市販されている抗リウマチ薬は七種類あります。金チオリンゴ酸ナトリウム(シオゾール)、オーラノフィン(リドーラ)、D‐ペニシラミン(メタルカプターゼ(3))、ブシラミン(リマチル(4))、ロベンザリット(カルフェニール)、アクタリット(オークル)、サラゾスルファピリジン(サラゾピリン(5))です。
薬にには副作用がありますが、強い副作用が見られた場合には、速やかに減量するか、あるいは使用を中止して他剤を使用するように検討したほうがよいでしょう。医師に相談することをおすすめします。治療薬の中で強力な抗炎症・免疫抑制作用をもっている副腎皮質ステロイド薬などもあります。この副腎皮質ステロイド薬は注意して使うと慢性関節リウマチにはとても有効といえます。