リウマチという言葉はよく耳にしますよね。実はギリシャ語で「流れる」という意味を持っています。それは痛みが流れ動くことから付けられた病名なのです。関節リウマチとは、おもに自己免疫が手足の関節を侵してしまい、関節痛や関節の変形が生じてしまう炎症性自己免疫疾患のことで血管や心臓、肺、皮膚、筋肉といった全身の臓器にも障害があらわれるということもあります。
初期のリウマチ症状は背中や肩、首筋が凝ってしまったり手がしびれるなどの症状のようです。中期のリウマチの症状は手首や足首、肘、膝、股関節に違和感を感じてしまい、痛みや熱、腫れ、浮腫みなどが生じてきます。また後期のリウマチの症状は関節の形が変わってしまい手も足も動かなくなって自分で思うような行動ができなくなってしまいます。
リウマチは強い関節の痛みが主な症状になります。そのことから常備薬としては再春館製薬の痛散湯などの漢方薬の痛み止めを服用したり、小林製薬のアンメルツヨコヨコなどを使ったりする人もいるようです。また、リウマチと診断された場合には、その症状によっては医師の診療結果によっては参天製薬のリマチルや日本ワイスレダリーのリウマトレックスなどの処方薬を服用するといった場合もあります。初期の段階から見極めると辛い症状に悩まされることはないと思います。おかしいなと感じたら早めに医師に相談することをおすすめします。
慢性関節リウマチの患者さんたちが、落語を聞きにいき大笑いしたら、痛みが和らいだり、癌の患者さんたちが吉本新喜劇や落語などをみて大笑いをしたら、免疫機能が改善してきたというような報告がありました。体の機能と「笑い」に対して見直しがされているようです。アメリカでは、早い時期から「笑い」による治療が注目されており、ユーモアセラピーという治療法があります。また「笑い療法研究学会」などもあるそうです。
膠原病の一種の強直性脊椎関節炎で苦しでいたジャーナリストのノーマン・カズンズ氏は体中が痛み、苦しんでもがいている時に希望や愛情、笑い、信頼といった積極的な情緒が体内で積極的な化学反応を引き起こすのではないかと考えたそうです。そして、ビタミンCを大量に投与して、積極的に「笑う」ことを試みたそうです。喜劇映画や面白い本などをみて10分間くらい大笑いをすると、その後の2時間くらいは痛みを感じないで済んだそうです。そして血沈値も下がっていたそうです。
カズンズ氏は、何年かこの「治療」を続けてみました。そして500人に1人しか全快しないといわれていた難病を克服したそうです。まさに「笑いは人の薬」ということですよね。笑いとは、心地のいい軽いものから笑い転げるようなものまでさまざまなものがあります。心地よい笑いは副交感神経が働いて心臓や呼吸はゆっくりとしています。そして消化器は活発に動いておあり、血圧や血糖は低下します。
それに対して笑い転げた場合には交感神経が働きますので心拍と呼吸は速まります。そして手のひらには汗がでてきて血圧や血糖は上昇することになります。つまり落語などを聞いて大笑いしたときなどは、体の内部が活性化することによって免疫力も増すということになるます。今のところは、笑った前後で血液中の免疫成分が変化するところまではつかめているようですが、どうしてそのようになるのかといったメカニズムは解明されていないようです。
リウマチの治療にはラテン音楽をつかって心と体をイキイキさせるという方法もあるようです。心地よい音楽というものは心身ともにリラックスさせてくれる効果がありますよね。この音楽が持っている精神安定の作用を活用している治療法が音楽療法なのです。
アメリカでは、音楽療法の研究が50年前からはじまりました。今では多くの病院などで音楽療法は治療の一環として導入されているそうです。実は、日本でも10年くらい前から「バイオミュージック学会」や「全日本音楽療法連盟」などの団体が設立されました。そして2000年には「日本音楽療法学会」が設立されて音楽療法が医療の中に本格的に取り込まれ始めたようです。
音楽療法というものは副作用がないというメリットがあります。そして「1/fの揺らぎ」という特性を持っている音楽を聞くとα波という脳波が発生しますので精神を安定させてくれて血行もよくなるといわれています。このようなα波を発生させてくれる音楽はバロック音楽に多いとされています。1999年10月には、いままでの「癒し」をメインにした音楽療法とはすこし違う観点からの試みがおこなわれました。それは聖マリアンナ医科大学難病治療研究センターの星恵子医師たちが中心となり発足した、「リウマチ性疾患音楽療法研究会」です。
このときに演奏された音楽は、国内外で活躍しているミュージシャンや音楽好きの医師たちによるラテン音楽とジャズです。これは音楽を通して楽しく体を動かそうという試みでこの音楽療法の参加者たちはみなさんが立ち上がってリズムに乗ってリウマチ体操も行われたそうです。さまざまな試みがされているのですね。
入浴したり温泉にはいることによって頭痛や腰痛などの痛みが軽減するということは科学的にも実証されています。それは入浴の温熱作用によって筋収縮による血流障害を改善してくれて痛みやこわばりを軽減するためだからです。また、水の浮力により膝や腰というような関節への負担がかるくなりますので痛みも和らいでいきます。
入浴する場合にお湯の温度は40度が基本です。ぬるめのお湯につかり10分から20分くらいゆっくりと入ると一番よいとおもいます。朝おきてからまず入浴をして、体が温まってから1日の活動を始めるという習慣をとっている方も多いそうです。
また温泉の場合は家庭のお風呂で得られるこういった効果に加えてお湯に含まれている化学成分や食塩、硫黄、炭酸によって体を温める効果もあります。温泉療法には、痛みに対する効果があっても副作用がないという嬉しい特徴もあります。温泉に行くと、一日に何回も入浴したくなりますよね。でも入浴時間が長すぎると疲労倦怠感がおきたり吐き気や頭痛などを感じることもありますのでほどほどにしたほうがよいでしょう。
もう一つ、入浴するときに気をつけなければならないことはお湯と外気との温度差です。特に冬場の場合は気温が低いため注意が必要です。入浴したときに急激な血圧変化があると脳出血や心筋梗塞を起こすこともあります。これを防ぐためには脱衣所を暖房したり浴槽のふたを開けておくようにしたりシャワーを使って浴室を暖めておくといった工夫をすることが必要になってきます。
慢性関節リウマチという病気は20歳から60歳のあいだに発症します。そして女性のほうが男性に比べてみると3倍から4倍ていど多いそうです。リウマチという疾患の概念についてはギリシャ語のロイマ(流れ)を語源としており、有毒な体液が全身を流れてしまい関節などにたまって痛みをかんじる病気ということです。
慢性関節リウマチの病因は不明のようですが、ウイルス感染説があったり、遺伝的な素因の関与などが考えられているようです。リウマチは関節の症状が主なものですが全身にも症状がともなうこともあります。関節症状は、手足の関節の腫れや痛みから始まります。そしてだんだんと対称性に多関節に広がっていき関節のなかに水がたまることもあります。
そして時間が経ってしまうと軟骨や骨破壊へと進行してしまい関節の変形がおこってきます。手指のスワンネック(白鳥の首)変形やボタン穴変形、そして足の外反母趾などの関節変改は特徴的な関節変形の所見となります。このような結果として関節の動きが悪くなりますので日常生活の動作がとても大変になってしまいます。朝にあるこわばりという全身のぎこちなさなども重要な症状の一つです。関節を動かすことによって数時間くらいで消失します。
関節外症状は皮下結節があります。これはリウマチ患者の約半数にみられており、ひじやひざの伸側などに見られる硬いしこりのことで大きさは数cmになることもあります。そのほかにも肺病変(間質性肺炎)や心臓病変(心膜炎)、リンパ節腫脹などの関節外症状が見られることがあります。