リウマチとは?

ほとんどの人が、「リウマチ」という言葉を耳にしたことがあると思います。しかし、「お年寄りがかかる神経痛のことかしら」と考える人も多いようで、リウマチという病気は、正しく理解されていないというのが実状のようです。たしかに、これまで、全身の関節や、関節周囲の骨、筋肉などが痛み、それらの機能に障害が起こる病気の全ては、原因が明らかでなかったために、漠然と、「リウマチ」と呼ばれてきたということがあります。

「リウマチ」は、正しくは、「リウマチ性疾患」という病気です。このリウマチ性疾患には、「関節リウマチ」をはじめ、「全身性エリテマトーデス」、「変形性関節症」、「痛風」など、多くの病気が含まれています。これらの「リウマチ性疾患」には、関節や関節周囲の痛みがあるという、共通の症状はありますが、その病気によって、痛みを起こす原因は、様々であることがわかってきています。

現在明らかになっている原因としては、「免疫の異常」、「細菌やウィルス感染」、「代謝の異常」、「外傷や加齢」、「ストレスなどの心因性」が挙げられます。「関節リウマチ」に関しては、患者さんの血液検査の結果よって、血液中からリウマトイド因子という、異常なたんぱく質が発見され、免疫の異常が原因であると考えられるようになりました。

ちなみに、「リウマチ」の語源は、ギリシア語の「リューマ(流れ)」です。「関節の痛みは、脳から悪い液が流れ出し、関節にたまって起こる」と、定義づけられていたことからきているようです。「リウマチ」という、全身にかかわる病いは、人類の歴史と共に、古くから長い間存在し、今も私達を悩ませているようです。

関節リウマチの症状と治療ガイド 新着情報

アスピリンは関節リウマチの主な治療薬として長いあいだ使われてきました。アスピリンの使用量が多いと現れる副作用としては耳鳴りがあります。現在ではアスピリンに代わりイブプロフェンやナプロキセン、ジクロフェナクというよな非ステロイド性抗炎症薬がよく処方されています。これらの薬はさらに少ない使用量で効果が得られます。

イブプロフェンやナプロキセン、ジクロフェナクなどの薬にも副作用はありますが、高用量のアスピリンほどではありません。新しいタイプの非ステロイド性抗炎症薬の1つであるシクロオキシゲナーゼ(COX-2)阻害薬(コキシブ)があります。これは、そのほかの非ステロイド性抗炎症薬と作用は似ています。

しかし、胃の障害を発症するリスクがかなり低い薬剤で、このような薬剤は血小板の機能を阻害しないので出血のリスクがある人にたいしても従来の非ステロイド性抗炎症薬よりもさらに安全に使用することができます。その1例がセレコキシブですがコキシブの1種であるロフェコキシブは、長期使用したあとに心臓発作や脳卒中などのリスクを増加することが明らかになったのです。